白洲正子生誕百年の年

「かくれ里」あるいは「近江山河抄」を読んだ滋賀人にとって、
白洲正子は特別な存在である。ワタシは大阪人だけれども。
 燦々とした衆目を集める美もいいけれど、民衆の普通の
暮らしの中で、その暮らしを守る祈りの中で脈々と受け継がれ
慕われてきたモノたちの中に、白洲正子は素朴で掛け替えのない
美しさを感じていた。
 こうした名もなき人々の営みの、愚直なまでの信仰心、あるいは
自然への畏怖に誘われる人々の慣習を、白洲正子は掛け値なしに
好いていた。
 白洲正子の孫にあたる信哉氏は、「かくれ里」の取材旅行に
動向している。
 その信哉さんを永源寺におよびして、白洲正子のみた永源寺
六ケ畑の営み、そして正子の美への探求心について語って頂く
予定である。

やあ〜やはりいいです。マリーナ。昨日のオーディエンスはおとなしくて、昨年ほどには盛り上がらなかった。