クリエイティブ・コモンズ

連日「ブックビジネス2.0」からのコメントだ。
というぐらい、刺激的な一冊。アプローチの多様さ、また、
現状認識や将来展望の予測も、多様で、無理に整えられて
いないところが、またいい。

 さて、著作権の主旨と、創造的な活動のための著作物
利用というトレイドオフについては、その法の性格や
背景(条約国間調整)にかかわって難しいということは
承知をしていた。
 そこで、クリエイティブ・コモンズという知恵。
逆転の発想だが、保護対象を狭めたいと欲する側から
ではなく、表現者もまた、情報取得要求者であるという
アプローチから、著作者側からの条件付きコピーライト
フリー宣言という手法があったのでしたね。

 野口祐子さんのページは、p143からです。